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『こころのやまいのとらえかた』を広げて臨床に活かすゼミ 第4回「サイコ、ソーシャルから見えてくるやまい」



【講師】

佐々木淳先生(大阪大学 大学院人間科学研究科 臨床心理学研究分野 教授)


【内容】

『こころのやまいのとらえかた』とは、クライエントの病理や困りごとだけに着目するのではなく、心理学、医学、哲学、社会学など幅広い視点からクライエントをとらえ、心理支援に活かすことを目指した本です。このゼミでは、『こころのやまいのとらえかた』を1章ずつ精読していき、クライエントをやわらかくとらえていくために知っておくべきことや考えておくべきことをおさえていきます。


今回のゼミで取り扱う第4章のテーマは、「サイコ、ソーシャルから見えてくるやまいー忘れがちなもう一方にも目を向けて」です。


「適応すれば、それは本当にウェルビーイングにつながるのか?」

「そもそも、自分らしく生きるってどういうこと?」

私たちの精神的な健康は、ただ環境に適応するだけではなく、自分が幸せであるとか、生活に満足しているという評価や、自分の存在そのものについての問い(実存)とも関係しています。

このゼミでは、適応、ウェルビーイングや実存の観点からこころのやまいを考えます。さらに、三大心理療法(来談者中心療法・精神分析・認知行動療法)の視点や、スティグマ・ソーシャルサポートなどの社会的要因にも触れながら、こころのやまいをめぐる多面的な理解を深めます。

また、臨床心理士・公認心理師の役割や専門性に関する問いにも向き合います。


ご関心のある方は、ぜひご参加ください。


このようなニーズのある方はぜひ一緒に学びましょう。

・適応とウェルビーイングの関係について考えたい方

・「環境に適応すること」と「自分らしく生きること」のバランスについて考えたい方

・精神的健康をより広い視点で理解したい方

・スティグマやソーシャルサポートが精神的健康に与える影響に興味がある方

・三大心理療法(認知行動療法・精神分析・人間性心理学)を学びたい方

・臨床心理士・公認心理師の専門性や役割について考えたい方


「こころのやまいのとらえかた」が追い求めている世界観

・とらえる視点に伴って、見えてくる側面が異なる

・したがって、「とらえかた」は臨床に影響を与える

・「とらえかた」をやわらかく広いものにしていきたい

・「とらえかた」が狭くなるのは、「答え」が少ないからではないか

・多くの答えを得るために、多くの視点からの「問い」を提供したい

・「とらえかた」はすべて自分のなかに収めていくことができるはず


事前学習とゼミの参加方法

オンライン開催(Zoomのミーティング機能で実施するため、講義部分のみ見逃し配信あり)

1.可能であれば、『こころのやまいのとらえかた』第4章「サイコ、ソーシャルから見えてくるやまいー忘れがちなもう一方にも目を向けて」を読む。

2.(事前に読めた方は)本を読んで感じた疑問やコメントを、フォームに書き込む。

3.当日のゼミに参加する(講義部分は、1ヶ月間の見逃し配信あり)

*今回のゼミでは、講師からの講義のあと、参加者の皆さんからの疑問やコメントに対して、フィードバックをいたします。ゼミでは、各自「音声・カメラオン」もしくは「音声・カメラオフ」を選んで参加いただけます。事前学習ができない場合でも、お気軽にご参加ください。


*各回で参加チケットの販売を行います。全ての回に出席する必要はありません。学びたい回にご参加ください。次回以降の日程は、決まり次第お知らせいたします。


参加資格

・公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士のいずれかの資格をお持ちの方

・心理学を学ぶ学生・大学院生


ゼミの使用書籍(※ご自身でご用意ください)

『こころのやまいのとらえかた』

著:佐々木淳

出版社:ちとせプレス

発行日: 2024年4月1日

ISBN: 978-4-908736-36-0

定価: 2400円+税


【イベント概要】

日時:2025/05/13 (火)19:00 - 20:30

方法:オンライン開催

参加費:参加チケット(見逃し配信も視聴可能)3980円




 
 
 

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