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『こころのやまいのとらえかた』を広げて臨床に活かすゼミ 第6回「文化、進化から見えてくるやまい」

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【講師】

佐々木淳先生(大阪大学 大学院人間科学研究科 臨床心理学研究分野 教授)


【内容】

『こころのやまいのとらえかた』とは、クライエントの病理や困りごとだけに着目するのではなく、心理学、医学、哲学、社会学など幅広い視点からクライエントをとらえ、心理支援に活かすことを目指した本です。このゼミでは、『こころのやまいのとらえかた』を1章ずつ精読していき、クライエントをやわらかくとらえていくために知っておくべきことや考えておくべきことをおさえていきます。


今回のゼミで取り扱う第6章のテーマは、「文化、進化から見えてくるやまい:場所と時間と、個人差と」です。


私たちは、誰かの行動や語りにふれたとき、「自分と同じ人間かどうか」という感覚を手がかりに、それを“理解可能”とするか、“逸脱”とするかを判断していないでしょうか。

それは、その人と文化的背景を共有していると思えるかどうか——つまり、「どこまで同じで、どこから異なるのか」をどう捉えているかにも関わっています。


今回のゼミでは、「主流の文化」にその人を“あてはめる”ことが本当に支援なのか?という問いを立てながら、進化の視点を通じて「やまいに見える現象」がなぜ存在するのか、なぜその症状が(当事者にとって困難であっても)現れているのかについても考えます。


精神科医療や心理支援の根底にある「支援とは何か」を問い直す時間になればと思います。


資格や経験は問いません。ご興味のある方は、どなたでもお気軽にご参加ください。


このようなニーズのある方はぜひ一緒に学びましょう。

・「社会や文化への『適応』を目指す支援」に違和感がある方

・文化的な視点や進化的視点から「こころのやまい」を捉え直したい方

・ニューロダイバーシティの考え方に関心のある方

・異なる文化や視点をもった相手と、より対等な関係を築くための視点を得たい方


「こころのやまいのとらえかた」が追い求めている世界観

・とらえる視点に伴って、見えてくる側面が異なる

・したがって、「とらえかた」は臨床に影響を与える

・「とらえかた」をやわらかく広いものにしていきたい

・「とらえかた」が狭くなるのは、「答え」が少ないからではないか

・多くの答えを得るために、多くの視点からの「問い」を提供したい

・「とらえかた」はすべて自分のなかに収めていくことができるはず


事前学習とゼミの参加方法

オンライン開催(Zoomのミーティング機能で実施するため、講義部分のみ見逃し配信あり)

1.可能であれば、『こころのやまいのとらえかた』第6章「文化、進化から見えてくるやまい:場所と時間と、個人差と」を読む。

2.(事前に読めた方は)本を読んで感じた疑問やコメントを、フォームに書き込む。

3.当日のゼミに参加する(講義部分は、1ヶ月間の見逃し配信あり)

*今回のゼミでは、講師からの講義のあと、参加者の皆さんからの疑問やコメントに対して、フィードバックをいたします。ゼミでは、各自「音声・カメラオン」もしくは「音声・カメラオフ」を選んで参加いただけます。事前学習ができない場合でも、お気軽にご参加ください。


 *各回で参加チケットの販売を行います。全ての回に出席する必要はありません。学びたい回にご参加ください。次回以降の日程は、決まり次第お知らせいたします。


参加資格

・資格や経験は問いません。ご興味のある方は、どなたでもお気軽にご参加ください。


【イベント概要】

日時:2025/9/16 (火)19:00 - 20:30

方法:オンライン開催

参加費:3980円


ゼミの使用書籍(※ご自身でご用意ください)

『こころのやまいのとらえかた』

著:佐々木淳

出版社:ちとせプレス

発行日: 2024年4月1日

ISBN: 978-4-908736-36-0

定価: 2400円+税



 
 
 

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